ターゲット設定とSTP
事例Ⅱ(マーケティング・流通)狙う顧客を与件根拠で絞る
要点
ターゲット設定では、まず市場をどのような顧客群に分けられるかを考えます。年齢、家族構成、居住地域、来店目的、価格感度、利用場面、価値観などが切り口になります。ただし、2次試験ではSTPの用語を説明するより、与件文にある顧客情報を使い、B社が勝てる相手を選ぶことが得点につながります。
Targetingでは、B社の強みと顧客ニーズが合う層を優先します。たとえば、専門知識、接客力、地域密着、品ぞろえ、体験提供力が強みなら、それを評価してくれる顧客を狙う必要があります。規模の大きい市場でも、競合の強い低価格志向層を選ぶと施策が弱くなります。
Positioningでは、標的顧客の頭の中で競合と違う価値を明確にします。答案では「誰に」だけでなく、「何を評価してもらうのか」まで書くと施策に展開しやすくなります。ターゲットが曖昧だと、4P、CRM、販促の答案も一般論になりやすいため、最初に顧客像を具体化することが事例Ⅱの土台です。
試験で問われるポイント
- ターゲットは与件文の顧客情報とB社の強みの接点から設定する。
- 属性だけでなく、ニーズ、購買場面、価値観まで含めると施策が具体化する。
- 低価格志向などB社の強みと合わない顧客層を安易に選ばない。
- ポジショニングは店舗の場所ではなく、顧客の知覚上の差別化である。
確認問題
事例Ⅱでターゲットを設定する際の考え方として、最も適切なものはどれか。
正解: ア
正解はア。2次試験では、与件文にある顧客ニーズとB社の強みを結び、実行可能な施策に展開できる層を選ぶことが重要です。人口規模や属性だけでは答案が一般論になります。競合と同じ低価格路線も、中小企業の強みを生かしにくい場合があります。
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