外注管理と内製化の判断
事例Ⅲ(生産・技術)外注と内製を能力と戦略で分ける
要点
外注管理と内製化は、事例Ⅲで生産能力、品質保証、技術継承、新規受注対応と結び付いて問われます。外注を使えば短期的に能力を補えますが、仕様伝達の遅れ、品質ばらつき、納期管理の難しさ、外注費の増加、ノウハウ流出といった課題も生じます。
内製化は、自社の重要技術を蓄積し、品質や納期を管理しやすくする効果があります。一方で、設備投資、人材育成、稼働率確保、既存工程への負荷増を考えずに進めると、かえって納期遅延やコスト増を招きます。答案では、何を外注し、何を内製化するかを与件文の強みや制約から分けることが重要です。
助言では、コア技術や品質要求の高い工程は内製化を検討し、汎用工程や一時的な能力不足は外注を活用するなど、役割分担を明確にします。外注先には仕様書、検査基準、納期、進捗確認を整備し、全体のQCDを管理する視点を示します。
試験で問われるポイント
- 外注は、能力補完だけでなく品質、納期、コスト、技術流出を考慮して使う。
- 内製化は、重要技術の蓄積や品質管理強化に有効だが負荷増も伴う。
- 外注先には、仕様、納期、検査基準、進捗確認のルールを明確にする。
- 外注と内製の分担は、与件文の強み、設備、人材、受注特性から判断する。
確認問題
重要工程を外注しているが、品質ばらつきと納期遅れが増えている企業の判断として最も適切なものはどれか。
正解: ア
重要工程では品質、納期、技術蓄積を含めた判断が必要です。アは内製化の検討と外注管理強化を両立しています。イは管理放棄、ウは能力制約の無視、エはQCDのうちコストだけに偏っています。
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